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自然と共に生きる知恵を
未来へとつなぐために

その昔、南三陸の空をゆっくりと旋回する、大きな鳥がいました。
森林生態系の頂点に君臨する鳥、イヌワシ。日本にわずか数百つがいしか確認されていない、きわめて希少な鳥です。
1955年、南三陸の翁倉山では、戦後日本で初めてとなるイヌワシの繁殖が確認されました。それは、自然の豊かさと人の暮らしが調和していた時代の象徴でもありました。しかし、時代の流れとともに草地は減り、餌場が失われ、2012年、ついにその姿は見られなくなりました。
私たちは今、あの空をもう一度、イヌワシが舞う風景に変えていこうとしています。森を整え、雛を育て、この地へと迎える挑戦が始まります。南三陸の人々が守ってきた山や、自然と人が共に生きていく知恵を、これからの未来へとつなぐために。空を見上げるたび、「また帰っておいで」と願えるまちに。
あなたの応援も、この挑戦の一部です。

※本プロジェクトは環境省の保護増殖事業の認定を受けています。

プロジェクト概要(PDF)

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空を舞う姿が、
未来へのシンボルになる。

ネイチャーポジティブを
象徴する国内初の挑戦が、
南三陸で始まります。

Video

概要動画

FLOW

野生復帰のステップ

01

放鳥個体の確保

域外保全※として動物園で飼育しているイヌワシの雛を譲り受けます。

※絶滅を回避するため動物園など安全な施設でイヌワシを保護・繁殖する取り組み。

02

雛の飼育

南三陸の山中の専用小屋で人の姿を見せず、野生の餌に近いものを与えるなど、なるべく野生に近い環境で飼育します。

03

放鳥・モニタリング

巣立ちの時期に小屋の扉を開け雛が自ら飛び立つのを待ちます。発信器などでモニタリングを行い、自立できるようになるまで補助的に餌を与えるなどのサポートを行います。

営巣環境の整備

放鳥したイヌワシの定着・ペアリングを促すため、過去の翁倉ペアの営巣地に人工巣を設置します。

さらなる生息環境の再生

イヌワシが生息できる環境の目標値を設定し、これまでの取組みを強化して生息環境の再生を加速させます。また、放鳥したイヌワシの行動解析、餌動物の定量調査等により、取り組みの効果を科学的に検証します。

MESSAGE

メッセージ

南三陸地域イヌワシ生息環境
再生プロジェクト協議会 会長

鈴木 卓也

生まれも育ちも南三陸町志津川である私がイヌワシと出会ったのは11歳の夏、海辺から内陸に越える峠の上を悠々と飛ぶ姿を見たのがはじめてでした。以来、イヌワシも共に暮らせるふるさとを誇りとしてきました。私たちのイヌワシの師である立花繫信先生は晩年、「自分より先に翁倉山のイヌワシがいなくなるとは」と嘆いておられましたが、同時に「このままでは遠からず日本のイヌワシは絶滅する。なにもせずに後悔するくらいなら、いまできることを試した方が良い」ともおっしゃっておられました。その想いが私たちの活動の原動力となっています。いまならまだできることを、東北の片隅の南三陸から始めたいと思います。
みなさまのご支援ご協力を心からお願い申し上げます。

公益財団法人日本自然保護協会
理事長

土屋 俊幸

日本自然保護協会は長年にわたり、豊かな森林生態系のシンボルであるイヌワシの保護に取り組んできました。これまでは、生息環境の再生を中心とした取組を進めてきましたが、繁殖成功率の低下とつがい数の減少には歯止めがかからず、イヌワシは絶滅の危機にあります。そうした中で、多様な関係者と連携して準備を進めてきたのが、この『南三陸イヌワシ野生復帰プロジェクト』です。いま、世界ではネイチャーポジティブの取組みが各地で進められていますが、そこでは、広域の視点からのランドスケープアプローチがたいへん重要です。当プロジェクトはまさにその視点から進められており、日本初の取組であるため、不確実な要素も少なくありませんが、イヌワシの舞う日本の森を未来に引き継ぐために、ぜひとも進めていく必要があります。皆様からのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

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南三陸イヌワシ野生復帰プロジェクトのクラウドファンディングにご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。おかげさまにて、900名を超える方からご支援をいただき、支援総額は15,603,000円となりました。

クラウドファンディング期間:2026年1月26日〜3月26日

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