2026/1/29
活動報告
猛禽類調査を実施しました

プロジェクト実施予定地の周辺では継続的に猛禽類調査を実施していますが、今月は南三陸ワシタカ研究会さまの協力を得てより広域での生息状況調査を実施しました。
初回は7名、二回目は一部メンバーを入れ替えつつやはり7名。いずれも観察歴数十年の猛者ぞろい。結果、これまで未確認だった複数地点でクマタカの飛翔を確認しました。
予定地直近のイヌワシペアが姿を消して15年、フローターと呼ばれる非定着の漂行ワシが通過あるいは短期滞在することが稀にあり、またかつてのペアの行動圏内には現在3ペア程度のクマタカの生息が確認あるいは推測されています。
イヌワシ同士はもちろんですが、イヌワシとクマタカは餌動物などをめぐって種間競合の関係にあり、野生復帰にあたってそこは考慮しないわけには行きません。そのため継続的に調査をおこなって彼らの動きをチェックする必要があります。
一方、複数ペアのクマタカの存在は、それだけの餌資源がかつてのイヌワシペアの行動圏内に確保されていることを示しており、それはセンサーカメラによるノウサギ等の撮影頻度の結果とも矛盾しません。
寒風吹き荒ぶ北上山地での野外調査、そんな地道な活動がプロジェクトを支えています。
