2026/2/3
コラム
「空の王者」イヌワシってどんな鳥?——驚きの能力と意外な素顔
みなさん、こんにちは!
今回は、私たちが守ろうとしている「イヌワシ」が一体どんな鳥なのか、その凄さと、あまり知られていないチャーミングな一面をご紹介します。
1. 空の絶対王者!圧倒的な「スペック」
イヌワシは「空の王者」の名にふさわしい、驚異的な身体能力を持っています。
ーハヤブサに匹敵する飛行スピード
水平飛行も力強いですが、獲物を狙って急降下する時には時速240kmにも達すると言われています。これは鳥類最速と言われるハヤブサに迫るスピードです。

ータイヤも握り潰す「最強の握力」
イヌワシの最大の武器は、太く鋭い爪が生えた足です。その握力は150kg以上(諸説あり)とも言われ、その気になれば自動車のタイヤを貫通・握り潰すほどのパワーを秘めています。この足で、自分より大きな獲物を仕留めることもあります。
ー高い知能と戦略的な狩り
ただ速いだけでなく、非常に頭が良い鳥です。風を読み、地形を利用して獲物に気づかれないよう低空で接近したり、ペアで協力して追い込んだりと、高度な戦略を駆使して狩りを行います。

2. 思わずギャップ萌え?意外な「素顔」
そんな無敵に見えるイヌワシですが、実は人間味(鳥味?)溢れる一面もあります。
ー実は「狩りの成功率」は高くない?
「最強のハンター」というイメージが強いですが、実は野生下での狩りの成功率は決して高くありません。何度も失敗しながら、懸命に生きる健気な努力家なのです。
ー脚がモフモフ!「ズボン」を履いているような可愛さ
イヌワシの脚をよく見ると、指の付け根までびっしりと羽毛が生えています。まるで「モフモフのズボン」を履いているような見た目で、キリッとした顔立ちとのギャップがたまりません。これは、寒冷地で体温を保つためや、獲物からの反撃を防ぐための機能的な進化と考えられますが、見た目はとってもキュートです。

3. なぜ今、守る必要があるのか
日本に生息する「ニホンイヌワシ」は、森林国である日本の緑深い山々に適応した世界最小の亜種です。
しかし、近年の山林の変化により、彼らが狩りをするための「開けた場所」が減り、主食のノウサギやヤマドリが見つけにくくなっています。狩りが難しくなると、ヒナへの給餌が不足して、巣立ち率が低下し、そうすると必然的に少子高齢化が進行・・・という悪循環により、全国で絶滅の危機に瀕しています。
強くて、賢くて、でも一生懸命でどこか愛くるしい。
そんなイヌワシが、日本の山から消えてしまいそうになっています。
今手を打たなければ、手遅れになってしまうかもしれない。
だからこそ私たちは、「生息環境の再生」と「動物園で保全されてきた個体群の野生復帰」を両輪として、「空の王者」が舞う姿を未来に残したいと考えています。
引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします!
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※画像は生成AIを使用しています。現実と少し違うところはご容赦ください・・・
参考リンク)
『ニホンイヌワシ ── その生態と保全』(日本イヌワシ研究会編)
