2026/9/3
活動報告
南三陸森林管理協議会が全国林業グループコンクール 東北・北海道ブロック大会で優勝
南三陸イヌワシ生息環境再生協議会の一員である南三陸森林管理協議会が、「全国林業グループコンクール」の東北・北海道ブロック大会で優勝し、全国大会への出場を決めました。

生物多様性を意識した森づくりとイヌワシ野生復帰への取り組みが評価
今回の発表では、東日本大震災以降、FSC®️国際認証の取得を目指して発足した南三陸森林管理協議会のこれまでの歩みと、生物多様性を意識した自然共生型の林業を進めながら、企業や環境団体など地域外のさまざまな主体と連携した取り組みを紹介。イヌワシ野生復帰プロジェクトへの参画も、その取り組みの一つとして発表されました。
こうした、地域の森林を守りながら、外部の資金や人材、調査など様々なリソースを取り込んで、地域林業を盛り上げている点が、「他地域のモデルとなる事例」と評価されました。
発表の大役を担った佐藤太一さんは、「今後は、山づくりによって生物多様性や生態系にどのような変化が生まれているのか、生態系サービスが地域にどのような価値を生んでいるのかといったことを可視化していきたいと思っています。単に『木が良い』だけでなく、山づくりに関わること自体を価値と思ってもらえるように、社会に伝えていき、新たな関わりを増やして地域につなげていきたい」と語りました。
震災を経て、再び全国大会へ
南三陸の林業関係者にとって、このコンクールには特別な歴史があります。
南三陸森林管理協議会の前身となる「南三陸山の会」は、2011年3月、同コンクールの全国大会で、農林水産大臣賞を受賞しました。しかし、その直後に東日本大震災が発生。これから地域の林業をさらに盛り上げていこうとしていた矢先に、大きな被害を受けることとなりました。
その大きな出来事を経て、地域の森林と向き合い続けてきた取り組みが認められ、再び全国の舞台へ進むことになったのです。
全国大会は2月に東京で開催される予定です。
山づくりの価値を、社会へ
今回の受賞を、南三陸で進めてきた「林業と生物多様性を両立する山づくり」が一つの形として評価された出来事として、私たちも大変うれしく受け止めています。
INUWASHI AGAINではこれからも、これからも林業と生物多様性の両立を目指し、イヌワシが暮らせる山づくりを地域の皆さんと進めていきます。
