2026/5/19
活動報告
多摩動物公園からイヌワシの雛を無事にお迎えしました!
いつも「INUWASHI AGAIN」プロジェクトを応援いただき、誠にありがとうございます。
ついにこの日がやってまいりました!5月16日、多摩動物公園から南三陸町のハッキング小屋へ、イヌワシの雛が無事に到着し、受け入れを完了いたしました。
多摩動物公園で育まれた大切な命
今回、南三陸にやってきた雛は、多摩動物公園で暮らすペアから誕生しました。 父親は多摩動物公園生まれの「青嵐(せいらん)」、母親は秋田市大森山動物園からお嫁入りした「楓(かえで)」です。
今年の3月20日に無事に孵化が確認されて以降、多摩動物公園の飼育小屋に設置されたライブカメラでは、白くてふわふわの愛らしい雛が、親鳥たちから愛情たっぷりに給餌を受ける微笑ましい様子が確認されていました。


5月6日頃には、親が運んだ餌を自力で食べるなど、順調に生育できている様子が確認できました。白いふわふわの羽毛から、黒い羽へと変わってきているのもわかります。

上写真3点 (公財)東京動物園協会提供
南三陸への長旅と、ハッキング小屋への到着
受け入れ当日の南三陸町は、風もない見事な快晴。現地でいまかいまかと待ちわびていたメンバーたちのもとへ雛を乗せたワゴン車が到着。ケージを現地の車へ慎重に移し替えると、そこから山中のハッキング小屋までは、揺れを最小限に抑えるよう、険しい林道をゆっくりと走行して運び込みました。

無事にハッキング小屋へ入った直後の雛は、長旅の影響で少しお疲れ気味だったのか、最初はぽつんと放心状態になっていました。しかし、すぐに小屋から見える山の景色に興味を示し、あたりをキョロキョロと見渡したり、バサバサと羽ばたいてみたりと、元気な姿を見せてくれました。その後は自ら毛繕いをする様子も確認でき、「新しい環境でリラックスできているようで一安心しました」と、見守っていたスタッフたちもようやく胸を撫で下ろしました。
野生復帰へ向けた新たなステージ
雛は現在、先日完成をご報告したハッキング小屋の中で過ごしています。
しばらくは、動物園で与えていたものに近い餌を与え、徐々に野生に近い状態のものを食べさせていきます。また、24時間体制のライブカメラを活用し、雛の健康状態などもモニタリングしていきます。多摩動物公園をはじめ、この大切な命を育み、送り出してくださった関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

この小さな命が、やがて南三陸の空を雄大に舞うことができるよう、プロジェクトチーム一同、気を引き締めて見守ってまいります。
皆様にも随時、雛の様子をお知らせしていきますのでお楽しみに!
