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2026/3/2

コラム

南三陸ワシタカ研究会のこと

今回は、団体会員として協議会にもご参加いただいております南三陸ワシタカ研究会有志の皆さまからご支援いただきましたので紹介させていただきます。

南三陸ワシタカ研究会は、翁倉山のイヌワシの発見者である立花繫信先生の発議により、南三陸地域を主たるフィールドとする日本イヌワシ研究会員と志津川愛鳥会OBによって1992年に設立されました。南三陸地域に存在した4ペアのイヌワシの生息状況調査を中心に、会員個々人が確認した南三陸地域での稀少猛禽類等に関する情報の記録に努め、当初はニュースレターとして、後には調査年報という形でまとめられています。会長は初代の立花先生から三浦孝夫氏へ、さらに佐藤賢二氏へと代替わりしましたが、30年以上に渡るその蓄積は、南三陸地域の自然の変遷を辿る上で貴重な資料となっています(※)。

当プロジェクトの推進にあたっても、猛禽類のモニタリング調査等でご協力いただいておりますが、さらに今回、有志の皆さまから多額のご支援をいただきました。

貴重なお写真の提供も

さらに、有志のおひとりである齋藤政裕さまから、南三陸エリアで最後まで存続したペアである石巻・女川ペアのイヌワシの画像をご提供いただきました。撮影は東日本大震災2年前の2009年5月、女川で繁殖していたペアの雌とのこと。旧雄勝町で住職をされていた斎藤さん、まさかそれから2年も経たずに大津波で故郷を離れることになるとも、南三陸地域からこんなにも早くイヌワシの姿が失われることになるとも思わなかったとのことで、その姿をきちんと撮影し記録できて良かったと、しみじみとおっしゃられておりました。

ご提供いただいた画像は、プロジェクトの象徴的なビジュアルのひとつとして大切に使わせていただきます。また、研究会の皆さまには今後とも、特に野生復帰後のイヌワシの行動をモニタリングする上で大いにお世話になると思います。

そうした実地に即した地道な活動を継続していく上で、より多くの皆さまからの暖かいご支援が欠かせません。目標達成に向けて、より多くの皆さまからなお一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(※)なお、資料の性質上、年報等は基本的に部外秘となっております。

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